新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2020年4月に緊急事態宣言が発令されてから、増えつつある在宅勤務。

2019年にレノボ・ジャパンが行ったアンケート調査によると、日本全国の会社でテレワーク(在宅勤務)制度を導入している割合は1割程度(11.5%)、またその中で実際に**普段からテレワークを行っている人は4.9%**のみと言う結果で、いかに日本で在宅勤務が浸透していないかが分かります。

そんな状態の日本で緊急事態宣告によっていきなり在宅勤務となる人が増え、在宅勤務の家族を持つ人にとっても大きな変化がありストレスに感じている人も多いと思います。

考え方を変えて、うまく付き合えば家族にとってもメリットの多い在宅勤務。

そこで今回は、出会った当時から在宅勤務だった夫との生活についてシェアしていきたと思います。

家族と夫の職業について

まず私たち家族の現状と、自宅勤務の夫の仕事内容についてお話しします。

育休中の私と、在宅勤務の夫、そして1歳3ヶ月のJ君と3人暮らしです。

J君の保育園がまだ空きがなく、おうちで過ごしています。

次に夫の仕事内容について。

昔は音楽関係でフリーランスのお仕事をしていましたが、子どもができた事をきっかけに景気に左右されにくい職業に転職すべきとの考えで、異業種のIT業界へ転職し、現在はWebホスティング会社でマーケティングの仕事をしています。

在宅勤務である上に、勤務時間もフレックス制なので融通が効きとても助かってます。

1日のスケジュール

そんな私たち家族はどんな1日を送っているのか、とある1日のスケジュールをご紹介します。

| | | | J君 | | 6:30-7:00 | 3人でベッドでゴロゴロ | | 7:30-8:00 | 朝ごはん | | 8:00-9:00 | 仕事 | 遊ぶ | | 9:00-10:30 | ブログ/家事 | 朝寝 | | 10:30-11:30 | 遊ぶ | | 11:30-12:30 | 昼ごはん | | 12:30-13:30 | 仕事 | 遊ぶ | | 13:30-15:00 | ブログ/家事 | 昼寝 | | 15:00-17:30 | 家族タイム | | 17:30-18:00 | 夜ごはん | | 18:00-19:30 | 家族タイム | | 19:30-20:00 | 仕事 | お風呂入れ | お風呂に入って就寝 | | 20:00-22:00 | 自由時間 | zzz | | 22:00 | 就寝 |

日によって夫がもっと仕事をしていたり逆に仕事が忙しくない日もあり、そんな時は家事・育児を手伝ってくれています。

私はできるだけJ君のお昼寝中に家事をするようにしていますが、”遊び”の時間にJ君をベビーサークルで遊ばせておいて家事をする事もあります。

メリット

私の親は2人とも職場勤務だったので日中は家に誰もいない、といういわゆる一般的な家庭で育ちました。

在宅勤務の夫を持って両方の生活を比べてみるとメリットだらけなことに気づき、日々夫が家にいてくれる事をありがたく思っています。

家で子どもと2人きりでない

初めての子育ては本当に本当に大変で、不安になったり、イライラしたりが日常茶飯事。

理由もわからず大泣きして泣き止まない時、せっかく作った離乳食で遊んで食べてくれない時、風邪を引いて抱っこばかりの時などなど。

そんな時、少しでも話せる人が近くにいるって(誰かがいてくれるだけで)とても心強いのです。

家事育児を手伝ってもらえる

通勤時間、会社で同僚とおしゃべりする時間、昼食を買いに行く(の場所を探す)時間などなど、職場勤務と在宅勤務を比べると節約できる時間てとても多いのです。

通勤時間が1時間減った分、朝の忙しい時に少しJ君と遊んでくれたり、お昼ご飯にありつくまでの30分減った分、食後に簡単なお皿洗いをしてくれたりするだけで主婦にとっては大助かりですよね。

子どもが夫に懐く・夫が子どもに愛着が湧く

子どもが朝起きた頃にはお父さんは家を出ており、お父さんが帰宅する頃には子どもは寝ついている。

子どもが1日をともにするお母さんにより懐くのは当たり前で、こうなるとお父さんはいつも泣かれる子どもの面倒を見るのが億劫になる、という悪循環が起こりやすい。

夫が1日中家にいる我が家では、私と違う遊び方をしてくれる夫にJ君はとても懐いています。

私がお出掛けをしても、夫と2人でお利口にお留守番してくれ、それに充実感を感じた夫は「もっとJ君と2人きりの時間を過ごしたいから出掛けてきていいよ」なんて言ってくれるようになりました。

昼間でも1人でお出掛けできる

普段は8:00-15:00頃まで働いている夫ですが、私が外に出る用事がある時は1時間お休みしてプラス1時間長く働いたりとフレキシブルに対応してもらえます。

すぐに終わる用事であれば、J君をベビーサークルに入れて、夫に少しの間近くで働いてもらいます。

なので、子どもが1日中家にいる時でも1人でお買い物に出掛けることができたり、育児に疲れてしまったなんて時でも30分ほど気晴らしに出掛けたりする事もできるのです。

食生活が健康的になる

忙しさや面倒くささから、どうしても1人だと昼食の手を抜きがち。

でも自分以外にも食べる人がいると、簡単なものでももう少し野菜入れてあげようかなとか、あと一品プラスしようかなとか何かしらヘルシーな工夫をしようとします。

デメリットをあげるとすれば…

デメリットも考え方を変えてしまえばメリットとなることが大半なのですが、あえてデメリットをあげて我が家でどのように対処しているかご紹介します。

急に家族が在宅勤務となりストレスを感じている方の参考になれば幸いです。

3食作るのが面倒くさい時がある

一日中外にいた夫が家にいるようになり、一番困るのは食事ではないでしょうか。

確かに私も夫の昼食に息子の離乳食と、気付けば1日中食事のことを考えていたなんて事もあります。

全ては家族の健康…とはいえ母も人間なので疲れる時は疲れます。

そんな時はJ君の離乳食だけ用意し、大人用はUberEatsしたり、近くのお弁当屋さんにお弁当を買いに行ったりしています。

コンビニやスーパーのお弁当は添加物の味がするといって食べてくれない夫ですが、たまたま見つけた近所のお惣菜屋さんのお弁当は喜んで食べてくれます。

お気に入りのレストランが実はテイクアウトにも対応していたりする事もあるので、疲れた時用にテイクアウトできるお店を探しておくのも良いですね。

どうしても頼りたくなってしまう

ドタバタと朝から家事育児に必死な私の近くで、静かに座っている人がいる。

もちろん何か手伝って欲しくなってしまう訳ですが、冷静に考えると家族のために必死で仕事をして、お金を稼いでくれている最中なのです。

隙間時間に家事育児を手伝ってくれる事もありますが、いつも期待している訳ではなくて ”仕事が落ち着いているときに手伝ってもらえたらラッキー” ぐらいの気持ちでいると、嬉しさと感謝が2倍です。

喧嘩しても同じ空間にいる

ここまでを読むととても仲がよく順調な夫婦のように見えますが、私たちも喧嘩します。

お互い疲れ切っているのに夜中まで話し合いなんて事もたまにあります。

そんな喧嘩が1日で終われば良いのですが、翌日もギクシャクしているとなるとさすがに疲れます。

時間が解決してくれるのを待つか、どちらかが話しかけるのを待つ訳ですが、あまり考えすぎず可能であればお互い別の部屋で別の作業をし、自分の気持ちが落ち着いた頃に話しかけます。

そうすると不思議と相手も冷静になっていることが多いです。

イライラしない方法

職場勤務と比べ、圧倒的に夫婦ともに過ごす時間が多い在宅勤務。

良い関係を保つために、普段から私が意識するようにしていることがあります。

和解を求めすぎない

私の妊娠を機にお互い見えないところでストレスが溜まり、今思えば些細なことですがたくさん喧嘩をする時期がありました。

さらに当時はお互いの意見を言い合って納得するまで話し合いをした方が良い、と思っていたので話し合いが夜中まで続くなんて事も。

そんな辛く長い話し合いを経験して気づいたことは、お互いの主張に明確な理由があるかぎり、和解できない時もあるという事。

大切なのは、相手の言うことにも耳を傾け、一致しなくともお互いの意見を尊重して受け入れてあげることですね。

男は別の生物と考える

毎日夫と生活するとなると納得できない点がたくさん見えてきます。

不器用なところがあったり、こうすれば早く終えられるのにと思ったり、相手のしていることに理由を見出せなかったり…

考え出せばキリがなくなってしまうのですが、男女の考えの違いと思ってしまえば全て納得できる上に、何にでも一生懸命頑張る姿が可愛くも見えてきます。

また国際結婚されている方は、性別の違いプラス国籍の違いで理解しにくい事ももっとたくさん出てくるでしょう。

ここまで育ってきた環境のせいで考え方や生活習慣の違いは当たり前のことなので、相手の良いところにフォーカスして生活をすると、いつの間にかそれが習慣化し、相手の存在をありがたく思えるようになってきます。

頼みたい事は明確に伝える

なぜこうしてくれないんだろう。

なぜこうするんだろう。

と言う心の声はいつまで経っても届かなくて、自分の中にストレスが溜まっていくばかり。

自分には分からない考えが相手にはあるのかもしれないし、本当に何も気づいてないのかもしれない。

いざ声に出してみると本当はとても簡単に解決できたことかもしれません。

お願いしたいことや直して欲しいところは、その場で伝えるようにしています。

お互いが目標を持つ

在宅勤務のみに関わることではありませんが、お互いに何か目標を持って取り組むことで、相手のネガティブな面に目がいってしまう時間を減らすことができます。

その代わりに、仕事であっても趣味であっても、お互いに楽しんでスキルを磨く時間に費やし、食事の時間に結果を報告し合ったり、アドバイスし合ったりします。

私は夫の提案でこのブログを始めましたが、始める前は私が人に発信することなんて何もないと思っていましたが、毎日書いていくうちに楽しくなり、読んでくれる方も増え、今ではブログのおかげでメリハリのある毎日を送ることができています。